現役ママたちが品川区内の子育て情報を発信しています

品川区内の保育園

品川区の保育園は入れるの?

平成30年度の4月入園不承諾数は706人。
この706人が認証保育所に入園したり、保育園に入るのをあきらめたりした結果、待機児童(4月入園に落ち、5月入園に申し込み落ちた児童)は19人という結果でした。

品川区は、毎年のように新規開設保育園をつくり、待機児童0を目指して頑張っています。しかし、保育園申込者が年々増えるため、なかなか待機児童0にはなりません。

親子ひろばや品川区在住のママ友の話をから察するに、両親ともにフルタイムで働いていていれば、育児休業明け入園予約制度を使う、新規開設の保育園を狙う、通園範囲を広げる、認証保育園を選ぶ、認可外保育施設を選ぶなどの方法で、どこかの保育園にはなんとか入れるというのが現状のようです。

仕事をしていない人や自営業でフルタイムほどの指数を稼げない人、求職中の人でも、認証保育園や認可外保育施設なら入園することが可能です。また、3歳児以降は保育園にも入れやすくなります。「保育園に入れるために急いで復帰する」という以外の選択肢もあることを念頭に、ライフワークバランスをご家庭でよく話し合ってくださいね。



出典平成29年度第3回品川区子ども・子育て会議より

来年度にむけて認可保育園は増えるの?

平成30年、31年度の新規開設認可保育園は以下の通りです。

参考http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kodomo/kodomo-hoyou/hpg000026010.html

保育園に入園するにはどうしたらいいの?

おおきく、品川区が入園を判断する園とそれ以外の園がありますので、順を追って説明します。

まず品川区が入園を判断する保育園(認可保育園等)については、品川区のウェブサイトにある「保育園のごあんない」に詳しく書いてあります。過去の4月入園の入園ボーダーも品川区のホームページで公開されています。年度によって調整指数の条件、入園ボーダーが変わることもありますので、よくご確認ください。

入園の相談は品川区役所の保育課入園相談係の窓口で予約なしでできます。保育園入園を考えているなら、まずは区役所に相談に行くのがいいでしょう。
「しながわっ子 子育てかんがるープラン」では自分のライフスタイルにあった子どもの預け先を相談したり子育て支援の情報をもらったりできます。こちらは予約が必要です。子連れでも相談できるようにキッズスペースが用意してあります。
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/ct/other000087700/29.10hoikuengoannai.pdf

品川区が入園を判断する園以外については、園の方針次第でバラバラです。認可外保育園の中でも認証保育園と呼ばれるものは地方自治体から補助金が出るので、認可保育園並みの料金で利用可能です。
詳細は後述しますが、各園のリストは広報しながわの子育て支援号に記載があります。
気になる方はお近くの各園のHPの確認、電話問い合わせ、見学をお勧めします。
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kuseizyoho/kuseizyoho-koho/kuseizyoho-koho-kohoshinagawa/kuseizyoho-koho-kohoshinagawa-21/20180419174714.html

よくある保活Q&A

ここからは、しなっこねっとで保活講座をする中でよくいただく質問について、Q&A方式で説明していきます。

認可保育園の区立と私立の違いは?

品川区が入園を判断する認可保育園には区立保育園と私立保育園があります。
それぞれに良さがありますので、実際に保育園に見学に行って、子どもや先生の様子を見るのがいいと思います。

体感として、区立保育園の職員は公務員なので福利厚生がしっかりしています。そのため年配のベテラン保育士が豊富です。研修制度もあるので一定の質が確保されていると言えます。勤務時間と通勤時間しか預かれないため、会社が休みのときは預かってもらえませんし、お迎え前の買い物も注意されます。区立保育園では「子育て体験」を実施しています。妊産婦でも参加できるので、産休に入ってから参加してみてもいいかもしれません。詳細は品川区のホームページや品川区広報にのっています。

私立保育園にも研修制度はありますが園によってさまざまです。見学して確かめましょう。無料の体操教室やリトミック、給食体験などを実施している園もあります。園のホームページや園前の掲示板、または電話で問い合わせるといいでしょう。

短時間就労型対応保育

パートタイム労働の型でも条件を満たせば保育園に入ることが可能です。

家庭的保育事業・小規模保育事業

他地域では保育ママと呼ばれることもあります。
小規模で0~2歳までの受け入れをしていて、3歳以降は連携している認可保育園に入園することができます。
俗にいう3歳の壁はありませんが、園によっては預かり時間が短かったり、給食がなかったりするので、品川区のウェブサイトにある「保育園のごあんない」をご確認ください。

認可保育園に入れないときはどうすればいいの?

認証保育園が狙いめです。定員に達していなければどなたでも利用することができます。保育料は施設によって違いますが、品川区では認証保育所保育料助成制度がありますので、条件を満たしていれば認可保育園と同じ料金で通うことができます。

0~2歳児までの受け入れをしている認証保育園の場合は、3歳で転園する必要があります。3歳までに認可保育園に転園したり、幼稚園に入ったりする人が多いです。

0~5歳児までの受け入れをしている認証保育園の場合は、認可保育園より充実したサービスを受けられる園もあり、助成を使ってあえて認証保育園を選ぶ人もいます。人気の認証保育園は持ち物の用意が少なくすんだり、連絡帳をアプリでやりとりして毎日写真が添付されたり、体操教室や英語教室のオプションをつけることができたりします。認可保育園ではお迎えに行く前に買い物に行くと、先に迎えに来てくださいと指導されることがありますが、認証保育園では何も言われません。認可保育園は子どもに優しく、認証保育園は親に優しいという印象をもつ人が多いです。ただし認証保育所保育料助成制度は3歳から所得に応じた定額助成にかわるので、3歳以降は認可保育園の保育料と大きく差が開くこともあります。また認可保育園より預かる人数が少ないので、3~5歳児ではクラスの人数が少なく物足りないと感じるかもしれません。逆に異年齢集団の経験ができたり、個別に応じたきめ細やかな対応をしてもらえたりするともいえます。

品川区外の認証保育園を選んでも助成制度は適応されます。仕事場の近くの認証保育園を探すのもいいかもしれません。ただし、小さい子連れの電車通勤は想像以上に過酷です。赤ちゃん時代ならまだしも、体重が増え、動き回りたい盛りの1、2歳児となればなおさらです。自転車・自動車出勤なら可能でしょう。

認証保育園は申込みをすれば入れるの?

認証保育園であっても定員オーバーで入れないことが多いです。人気の園では50人待ち、100人待ちのところも少なくありません。0歳児クラスの4月入園を狙うのがおすすめです。
しかし認可保育園に転園したり引越したりして急に空きができることもあります。特に1、2歳児クラスの2月は認可保育園に決まって転園する幼児がいるため、繰り上がり当選することが多いです。競争率が高いからといって諦めるのではなく、とりあえず申し込んでみるといいでしょう。
認証保育園の空き状況は品川区のホームページに毎月掲載されますので、確認して園に電話で問い合わせましょう。
認証保育園の入園審査方法は明らかにされていません。先着順や抽選で行うところもあります。園によって4月入園の申込み時期も違います。入園申込みの前に保育園の見学を必須条件としているところが多いので、早めに園に連絡をとり、見学しておくことをおすすめします。

認可外保育施設

認証保育園にも入れない場合や、お受験を見越した施設に通わせたい場合には認可外保育施設を選ぶという選択肢もあります。施設によっては託児をメインにした施設や、音楽を活用した知育を行う施設、有名私立幼稚園に入るための施設など特色があります。保育料は認可や認証と比べて高い傾向にあります。しかし品川区認可外保育施設保育料助成制度を活用できれば0歳児で50000円の助成が出るので、選択肢に入るでしょう。

企業主導型保育事業

企業主導型保育事業とは、多様な就労形態に対応するために、国からの運営費助成等を活用して一般
事業主等が設置する認可外保育施設です。
区内施設の中で、地域枠(従業員以外の利用が可能な枠)のある施設は、下記のとおりです。
※地域枠の数や申込方法等、各施設の詳細については、直接上記連絡先にお問合せください。
※企業主導型保育事業は、国からの運営費助成を受けており、あらかじめ保護者の負担軽減が図られて
いるため、保育料の助成金の対象外です。

kidsroom にっしー西品川園
西品川2− 18 − 11
(株)三輝
6421 − 7166

KBC 保育園大井町
二葉1−8
(株)キッズベースキャンプ
5797 − 3566

けめともダイバーシティハウス・Baby&Kids 西大井
西大井2−4− 14
(株)ケアメイト
3772 − 1461

ニチイキッズ上大崎保育園
上大崎4−4−2
(株)ニチイ学館
3291 − 3721

保育所ちびっこランド大井町駅前園
大井4− 10 −3
保育所ちびっこランド戸越園
5114 − 6700

幼稚園にいくか、保育園にいくか

保育園と幼稚園では行政の管轄が違いますが、教育内容は保育園と幼稚園で同じ基準です。保育園と幼稚園の違いというより、園の方針や園長の方針による違いが大きいです。園に見学に行き、教育方針が自分の考えとあっているか、子どもの性格にあっているか、自分の生活スタイルにあっているか、という観点で考えましょう。

ひと昔前、早期教育がはやり、小さいときから知育を、習い事を、と詰め込む風潮がありましたが、最近は、自然の中で自分の興味のあることを思う存分に楽しませることが重要であるという考えにシフトしてきています。どのような教育方針にするのかを両親でしっかり話し合い、園を見学してください。教育は人で決まります。綺麗な施設に惑わされることなく、保育者の様子や園での子どもの様子をよく見てみましょう。

また通わせる親の事情とし、親の出番の多いさや預かり時間や夏休み等の扱いも気になると思います。保育園はだいたい8時間、幼稚園は4時間です。幼稚園に入れて延長保育をしたり、認定こども園や幼保一体施設を選んだり、サービス充実の認証保育園にいれたりすることもできます(図2参照)。フルタイム共働きの場合でも、どうしても幼稚園にいれたいということで、シッター等を活用しているママもいますので、選択肢は広いといえます。

図2 広報しながわ平成29年(2017)4/21号より

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